【尾道市】リニューアルした「Ryokan尾道西山」の中を覗き見。初のイベントも実施されます!
尾道の迎賓館とされる「西山別館」といえば、皇族や政財界、文学者など著名人に愛される宿。1943年創業の老舗旅館が約一年間の休業を経てリニューアルし、2023年4月14日に「Ryokan尾道西山」としてグランドオープンしました。オープンから一ヶ月が過ぎ、中を見学をさせてもらいました。
Ryokan尾道西山のコンセプトは“尾道文化を今に感じる宿”。西山別館の特長でもある伝統建築様式を可能な限り損なわないように補修し、より快適に過ごせるようにリノベーションされています。
建物は、芝生の庭園を中心に、離れと本館が点在する配置。このお庭で故田中角栄氏がゴルフをしたんだとか!
こちらは沖の家の一室。瀬戸内海(沖)に一番近い部屋だからこの名前なんだそう。現天皇陛下が皇太子殿下の時、論文を書き上げるためにご宿泊されたこともある客室です。
この旅館の顔ともいえる茅葺屋根で有名な藁の家です。リニューアルに伴い、伝統の技法で屋根を葺き替えたそうです。
庭園を一番近く感じられる松風(まつかぜ)。庭園とつながっているかのような広い土間が印象的なお部屋。
ベッドを隣り合わせにしたハリウッドツインタイプの寝室でした。
宿泊者を一番に出迎えてくれるラウンジ「光琳の間」。西山別館時代の調度品が至るところにありました。カウンターには瀬戸内のお酒や飲み物、お菓子が用意されています。宿泊料金に館内の飲食等のサービス全てを含んだオール・インクルーシブの料金体系となっていて、宿泊料金は安くはないんですが、ハイクラスな宿泊施設からは考えられないほどオトクなんです。と教えてもらいました。
リニューアルしたRyokan尾道西山で第一回目となるイベントが開催されます。東広島市西条の4つの酒蔵(「賀茂鶴」「賀茂泉」「亀齢」「白牡丹」)が造る日本酒(計12種類)を飲み比べできる!期間は、5月25日(木)~5月31日(水)。
庭園で日本酒を飲み比べを楽しめる!お酒に合わせたシェフ特製のカナッペなどの軽食や、パティシエこだわりのデザートも一緒に楽しむことができ、好みの日本酒を見つけたら、その場で購入することも可能。
イベントの参加者には、各蔵からの手土産をプレゼント。さらに、参加者の中から抽選で、Ryokan尾道西山の宿泊招待券プレゼント!憧れの宿に泊まれるかもしれませんね!
「地元の人に還元したい。」マネージャーの宋さんのお言葉です。
政財界を始め著名人が利用してきたRyokan尾道西山は格式高いイメージが強く、地元民からすると少し手が届きにくい存在であることは確か。ハレの日の食事、1歳のお祝い、宴会利用、いろんな形で利用ができるし、今後提案もしていきたい。今回のイベントを通して、西山の伝統はそのままに、地域の方々にも愛される存在になってほしい。
新しくなったRyokan尾道西山。現在レストランはディナーのみの営業ですが、ランチの営業も検討されているそうで、今後が楽しみです。
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