【尾道市】因島にある世界一前向きになれる古本屋さん。「ゆいきの本棚」

ゆいきの本棚外観 画像右側にはアメニティ公園があります
因島の海沿いに、ぽつんとある古本屋さんをご存知でしょうか? ゆいきの本棚は、因島アメニティ公園のすぐ横にある管理棟を活用し、2024年9月にオープンした古本屋さんです。

ゆいきの本棚店内
海をイメージさせる青色の壁紙がお洒落な店内。文学やエッセイ、ビジネス本、地域本、旅の本、漫画や子ども向けの絵本など、幅広いジャンルの本が並んでいます。

店主のゆいきさんと看板猫の小雪ちゃん
店主はどんな人?
店主のゆいきさんは、明るくて、いつもニコニコ。話し好きで、初めて会った人にも自然と寄り添うような雰囲気のある方です。学生時代からの夢だった「本屋を開くこと」を、因島に移住後わずか1年ほどで実現させました。
世界一前向きになれる古本屋とは?
“前向き”と聞くと、ポジティブ! 明るい! といったイメージがあるかもしれません。でも、ゆいきさんの考える「前向きな人」とは、「自分の“前”がどこか、分かっている人のこと。」なんだそう。
何かと迷いやすいこの現代に、自分が目指す方向を見つけられるように。ゆいきさんは、本屋という空間を通じて、そんな“自分の前”を知る人を増やしていきたい。そんな想いを大切にされています。
「前向きになれる」仕掛けがいっぱい
店内には、来る人の気持ちをふっと軽くしてくれる、少し変わった”しかけ”がいくつもあります。
たとえば画像にある「NEED & GIFT掲示板」。「〇〇が欲しい」「〇〇をあげます」など、モノやサービスのやりとりを書いて貼るスペースです。掲示板を見て、「私、コレ渡せるかも!」という会話が生まれるキッカケになりそうです。
もうひとつは「夢貯金」というコーナー。来店者が「こんな夢を叶えたい」と紙に書いて貼っていき、夢が叶ったら報告にくる。自分で書いた期限内に夢を叶えると、ゆいきの本棚での買い物が500円引きになるというなんとも面白い制度です。その他にも、地元因島のアーティストの絵や商品が販売されていたり、地域とのつながり、人と人のつながりがどんどん広がっていく様子が、店内のあちこちに感じられました。
2025年8月末で閉店!?
昨年オープンしたお店ですが、実は2025年8月末で一度クローズする予定だといいます。詳細は自身が運営するYouTubeチャンネルにて話されていますので、見てみてください。
訪れた人が、ただそこにいるだけでちょっと前向きになれる。そんな「ゆいきの本棚」閉店まであと約2カ月です。是非、足を運んでみてください。
※画像にある商品は全て取材時のものです。
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