【尾道市】SDGs以前から続く循環型農業。みつぎ農園が守り育てる、平飼い卵の秘密

ええじゃん尾道やクロスロードみつぎにて販売されている「天心山たまご/みつぎ農園 平飼い卵 かえで」。見たことある方、購入したことある方もいると思います。平飼い卵とはどんな卵なのか? どのように生み出されているのか? 生産元であるみつぎ農園へ取材に行ってきました。

みつぎ農園の平飼いの様子

みつぎ農園は尾道市北部、のどかな山間部にあります。飼育しているのは国内でわずか2%しかいないという希少な純国産鶏種「もみじ」。この貴重な鶏たちは、1坪あたり8羽までというゆったりとした空間で、地面を自由に動き回れる平飼いでのびのびと育ちます。鶏に負担をかける強制換羽もせず、ストレスを最小限に抑えた自然に近い環境が、健康な鶏を育て、良質な卵を生み出す土台となっています。

みつぎ農園の豊かな環境

みつぎ農園の豊かな環境

「食は愛」の哲学が生んだ、高品質な食づくり

「みつぎ農園」が属しているのは、「食は愛」(読み方:おいしいはうれしい)が企業理念の株式会社大近。近畿地方を中心に食品スーパーマーケット「Pantry&Lucky(パントリー&ラッキー)」を展開しています。(東京・神奈川・広島にも店舗あり)
このPantry&Luckyグループがモットーに掲げるのは、「高級よりも高品質」「限りなく自然に近い食品づくり」。この理想を実現するため、4つの直営自社工場を持ち、製造から販売、物流まで全てをグループ内で一貫して行い、徹底した「安心・安全」な食の提供をしています。

天心山たまご

2024年12月からは福山市にある株式会社天心山ファームが、理念とともに農園運営を継承し、販売を行っています。近隣では、純正食品マルシマ、FUYAMAふくふく市、エブリィ(緑町店・瀬戸店・三原店・駅家店)にて販売中。今後販路の拡大も予定されているそうです。

天心山たまご

みつぎ農園の卵、美味しさの理由

みつぎ農園の「平飼い卵 かえで」のこだわりは、飼育環境だけではありません。鶏たちが口にするのは、遺伝子組み換えをしていない(nonGMO)、かつポストハーベストフリー(収穫後の農薬不使用)のとうもろこしや大豆、そして牡蠣殻といった厳選された飼料。さらに、卵黄の色付けや殻の強化といった人工的な操作は一切行わず、鶏が自然に生み出したそのままの卵が、採れたての鮮度を保ちながら食卓に届けられます。純国産鶏から生まれる卵「もみじたまご」の味については、一般的な外国産鶏の卵に比べて濃厚なコクによる旨味が強いと科学的に証明されているというお話もありました。

みつぎ農園のトマト

尾道が誇るSDGsの先駆者、みつぎ農園の循環型農業

約3万坪の敷地内には鶏舎だけでなく、巨大な温室がいくつもあり、トマトなどの野菜が栽培されています。肥料には、養鶏で出た鶏糞に木片チップや魚粉を混ぜ、約1年かけて発酵させてできた自家製堆肥を利用。

発酵中の堆肥

発酵中の堆肥 このような山がいくつもある

野菜栽培に化学肥料は使わず、農薬も最低限に抑えています。現在のようにSDGsが一般的に周知されるよりずっと前(約50年前とのこと!)から、この循環型農業をしていると聞き、私は驚き、深く感銘を受けました。そして、こんなに素晴らしい想いのある農園が、自分の住む尾道にあることを、とても誇らしく思いました。

天心山たまご ええじゃん尾道にて

知ってた? 『かえで』が一番お得なのは、実は尾道なんです!

このみつぎ農園の「平飼い卵 かえで」。一般的な卵に比べると少し高価なイメージがあるかもしれません。しかし、尾道で見かけるものが一番お得な値段だと、ご存知でしたか!? 実は都市部や他の地域では、個数が少なくなって、もう少し割高で販売されているんだそうです。輸送コストが抑えられていたり装丁が簡易な分、尾道ではとても割安な価格で提供されています。生産地ならではの嬉しい恩恵ですね。

みつぎ農園の入口看板

取材を通して、私はみつぎ農園の皆さんの食に対する深い愛と、鶏や自然への敬意に触れることができました。この卵は、美味しさだけでなく、安心と温かい想いが詰まった特別な卵です。

日々の食卓に、そんな物語が詰まった卵を一つ加えてみませんか。ええじゃん尾道やクロスロードみつぎにて、この卵を見つけたら、ぜひ一度、手に取ってみてください。いつもの食事が、もっと豊かで心満たされる時間になる、そんなきっかけになるかもしれません。

天心山たまご紙パック

画像提供「天心山ファーム」

株式会社天心山ファーム みつぎ農園はこちら↓

 

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