【東広島市】円陣原プレイヤーの挑戦! 研究と地域が交わる“対話の場”を体感。イノベーションの芽吹きを感じる交流イベントが開催されました。

東広島市西条で素敵なイベントに参加したのでご紹介します。

2025年2月12日(水)、東広島イノベーションラボ ミライノ⁺(以下ミライノ⁺)で、市民と研究者が垣根を越えて語り合う対話型イベントが実施されました。このイベントは、東広島市共創型起業プログラム「円陣」に採択されたプロジェクトの一環として開催されたもので、地域社会と学術界が交流し、つながりを深めることを目的としています。

当日は、まず主催者の原直誉さんが登壇し、ご自身の研究内容や「円陣」で進行中のプロジェクトについて紹介しました。

原さんはみみずの研究についてご紹介されたあと、アカデミア以外の居場所を示してくれた人、機会、サービスについてご紹介されました。
 
専門性や知識が必要とされる場が、学会など以外にもあることを知り、気が軽くなり論文を書く時にも、楽しみながら出来るようになったとのこと。
 
学問バーもそのひとつで、「こういう文化を日本全国に広げたい」と思い、京都の学問バーKisiの、そらさんをご招待。そらさんよりご自身のお話など聞かせていただけました。
原さんは、「地平線の先で酌み交わす、叡智が集う街HIGASHIHIROSHIMA(東広島)」に市民と研究者の一歩を繋げる橋となる学術交流拠点(Hello Horizon)をとの思いで活動されているそうです。
ミッションは、「私たちは学者の非凡(HIBON)を見逃さない、市民と学者とが気楽に挨拶を交わす(Hey!)中国地方初の学術HUB! とても素晴らしいですね。
今後のご活躍が楽しみですね!
 
 

その後、会場に併設された「学問バー」や、リサイクルポスターを活用した「ポスターセッション」が始まりました。「学問バー」では、東広島や京都の特産品を片手に、研究者とカジュアルに語り合える独特の空間が訪れる人々に好評を博しました。

広島大学の島﨑先生

「ポスターセッション」では、研究者が実際に学会等で使用したポスターを再利用し、研究成果を紹介。来場者が研究者と直接議論を交わす場面が数多く見られました。

島崎航平さん(広島大学院先進理工系科学研究所)は、「高速ビジョンを用いた振動状態の遠隔リアルタイム計測」についてポスター発表されました。

参加者からは、「研究をこんなに身近に感じられるとは驚きだ」といった声が寄せられ、議論は終了時間を過ぎても熱気が冷めることはありませんでした。大学生の一人は「研究の話は難しいと思っていたが、わかりやすく説明してくれて気付けば議論に加わっていた」と感想を語り、また、地域の事業者からは「大学の先生がここまで地域課題に向き合ってくれるとは思わなかった」との感動の声が上がりました。研究者も「地域の当事者から得られる新鮮なアイデアは刺激的だ」と感謝の意を述べ、双方にとって非常に実りある機会となったようです。

さらに、地元アーティストによる絵画やフラワーアレンジメントの展示も同時開催され、学術的なテーマだけでなく、多角的な視点からの発信も行われました。この取り組みにより、多様なバックグラウンドを持つ参加者同士の新たな出会いが生まれ、「次回の開催が待ち遠しい」といった期待の声が相次ぎました。

円陣活動報告会

最後に素敵なイベントの紹介です。原プレイヤーのこれまでの活動が聞ける円陣2024の活動報告会が3月22日13時から東広島芸術文化ホール「くらら」で開催されます。詳細申込みはこちらから。

ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

*記事の内容は取材時の情報です。最新情報と違う場合がありますがご了承ください。

主催者(原直誉さん)とミライノ⁺の許可を得て撮影し掲載しています。

ミライノ⁺は↓です。

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