【東広島市】広島が誇る文豪! 清水浩司さんの酒蔵紀行「くらくら西条」酒まつりの先行販売会に行ってきました。
「東広島市のことについて知りたい」
「酒蔵に行ってみたいけどどんなところかな?」
広島県が誇る文豪、清水浩司さんによる酒蔵紀行本「くらくら西条」の先行販売会が酒まつりで行われたので行ってきました。その様子や魅力などレポートします。
清水浩司(しみず こうじ)さんは、日本のフリーライター、編集者、小説家、テレビコメンテーター、ラジオパーソナリティです。1971年12月24日生まれで、岡山県出身ですが、広島県で育ちました。
「くらくら西条」は、清水浩司さんによるエッセイ集で、2024年10月24日に出版されました。この本は、広島県東広島市の西条地区を中心に、日本酒とその文化を通じて地域の魅力を描いています。
東広島日本酒10の連載に加筆修正され、書籍化。Amazonで購入することができるのでぜひ手に取ってみて下さいね。
仮フランス装というおしゃれな装丁を採用したり、帯の裏側に街歩きマップを印刷したり、自腹を切って「ほしくなる本」に仕上げたそうですよ。
清水さんは、黒瀬や安芸津なども取材し、東広島市の9蔵について丁寧に唯一無二の味がある文体で描かれています。エッセイなので気楽に読めるんですが、清水さんの育った環境などのお話もありぐいぐいと引き込まれる魅力ある1冊となっています。
酒まつりの日に賀茂鶴の見学室直売所で行われた先行販売会には多くのファンが詰めかけました。実は、筆者は以前清水さんにオンラインインタビューをしていただいたことがあり、直接お会い出来た上、サインもして貰えて嬉しかったです。
先行販売会には、ライターの門田聖子さんや、ラジオパーソナリティーの吉岡直子さん、ザメディアジョンの取締役や編集者の方も来られていて大盛り上がりでした。
同著は、日本酒10のサイトで不定期連載されていた内容に加筆修正され書籍化されました。どの蔵のエッセイも読みごたえがありましたが、特に、賀茂泉の「蔵のあるまちVol.4 酒は人をつなぐ」が前垣さんのユーモラスでおおらかなお人柄と、ミステリアスな内容のマッチングがとても面白かったです。
西条は、灘(兵庫県)、伏見(京都府)と並ぶ「日本の三大酒処」として知られています。清水さんは、自称文豪として西条を訪れ、地元の酒蔵を巡りながら、蔵元たちと語り合い、呑み、そして思索を深めていきました。このエッセイは、彼の体験を通じて、時代の波に流されつつある酒都の風景を描いた紀行文風の作品です。
本書には、賀茂鶴酒造、山陽鶴酒造、亀齢酒造など、西条の主要な酒蔵が登場し、それぞれの蔵元との交流やエピソードが綴られています。また、黒瀬や安芸津といった周辺地域の散策記も含まれており、地域全体の魅力を余すところなく紹介しています。
「くらくら西条」は、日本酒好きや地域文化に興味がある人々にとって、必読の一冊と言えるでしょう。清水さんのユーモアと洞察力が光るこのエッセイ集を通じて、西条の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
出版記念先行販売会の後、ご縁があって、元ひとむすびライター「ひろしまのりゅうさん(HIT広島観光大使)」もご一緒に3人でお酒を酌み交わす機会があったのですが、書籍への想いや苦労されたことなどお伺いできて楽しかったです。
清水浩司さんについて。
彼の代表作には、奥様の闘病生活を描いた『がんフーフー日記』があり、これは2015年に映画『夫婦フーフー日記』として公開されました。また、2019年には『愛と勇気を、分けてくれないか』で広島本屋大賞の小説部門を受賞しています。
清水さんは、音楽雑誌『音楽と人』や『TJ Hiroshima』などでライターとしても活躍しています。
最新情報は公式x、Instagram、noteをご覧ください。
お散歩ほろ酔い紀行集『くらくら西条』、10月25日発売です。東広島市・西条の蔵元さんと話したり吞んだりした酒蔵放浪記。内容はもちろん、私の書籍愛全開の会心の一冊。ぜひ実際の本を手に取ってほしい! イベントもいろいろ計画してます。ザメディアジョン刊、1,650円(税込)#くらくらしようぜ! pic.twitter.com/9ZqWu5Ayxr
— 清水浩司 (@ShimizuKoji) September 26, 2024
【著者プロフィール】
清水浩司
しみず・こうじ◎1971 年生まれ。広島県出身。自称・文豪。
本業である作家・ライター・編集者としての活動の他、テレビコメンテーターやラジオパーソナリティなど多彩な分野で才能を発揮する(無節操に動き回る)。
2019 年、青春長編小説『愛と勇気を、分けてくれないか』(小学館)で第9回広島本大賞・小説部門を受賞。
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