【東広島市】円陣原プレイヤーの挑戦! 研究と地域が交わる“対話の場”を体感。イノベーションの芽吹きを感じる交流イベントが開催されました。

東広島市西条で素敵なイベントに参加したのでご紹介します。

2025年2月13日(木)、東広島イノベーションラボ ミライノ⁺(以下ミライノ⁺)で、市民と研究者が垣根を越えて語り合う対話型イベントが実施されました。このイベントは、東広島市共創型起業プログラム「円陣」に採択されたプロジェクトの一環として開催されたもので、地域社会と学術界が交流し、つながりを深めることを目的としています。

当日は、まず主催者の原直誉さんが登壇し、ご自身の研究内容や「円陣」で進行中のプロジェクトについて紹介しました。

原さんはみみずの研究についてご紹介されたあと、アカデミア以外の居場所を示してくれた人、機会、サービスについてご紹介されました。
 
警察に通報されながら砂浜を掘っていた頃、ラジオ番組に紹介されたそうです。
また、自然観察会を開いて自然の楽しさを皆さんに伝えることにはまっておりミミズ研究そっちのけではまっていたそうですよ。
 
専門性や知識が必要とされる場が、学会など以外にもあることを知り、気が軽くなり論文を書く時にも、楽しみながら「血を流せる(苦労する)」ようになったとのこと。
 
学問バーもそのひとつで、「こういう文化を日本全国に広げたい」と思い、京都の学問バーKiSiの、そらさんをご招待。そらさん↓よりご自身のお話など聞かせていただけました。

学問バー

目指す未来は「現代社会の中で蔑ろにされがちな豊かさや大切な価値観を取り戻すこと」とそらさんはお話しされていました。具体的には、学術・芸術振興、資本主義からの脱却とのこと。
 

その後、会場に併設された「学問バー」や、リサイクルポスターを活用した「ポスターセッション」が始まりました。「学問バー」では、東広島や京都の特産品を片手に、研究者とカジュアルに語り合える独特の空間が訪れる人々に好評を博しました。

広島大学の島﨑先生

一方、「ポスターセッション」では、研究者が実際に使用したポスターを再利用し、研究成果を紹介。来場者が研究者と直接議論を交わす場面が数多く見られました。

参加者からは、「研究をこんなに身近に感じられるとは驚きだ」といった声が寄せられ、議論は終了時間を過ぎても熱気が冷めることはありませんでした。大学生の一人は「研究の話は難しいと思っていたが、わかりやすく説明してくれて気付けば議論に加わっていた」と感想を語り、また、地域の事業者からは「大学の先生がここまで地域課題に向き合ってくれるとは思わなかった」との感動の声が上がりました。研究者も「地域の当事者から得られる新鮮なアイデアは刺激的だ」と感謝の意を述べ、双方にとって非常に実りある機会となったようです。

さらに、地元アーティストによる絵画やフラワーアレンジメントの展示も同時開催され、学術的なテーマだけでなく、多角的な視点からの発信も行われました。この取り組みにより、多様なバックグラウンドを持つ参加者同士の新たな出会いが生まれ、「次回の開催が待ち遠しい」といった期待の声が相次ぎました。

円陣活動報告会

最後に素敵なイベントの紹介です。原プレイヤーにも会える円陣2024の活動報告会が3月22日に東広島芸術文化ホールで実施予定です。詳細申込みはこちらから。

ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

*記事の内容は取材時の情報です。最新情報と違う場合がありますがご了承ください。

主催者の許可を得て撮影・掲載しています。

ミライノ⁺は↓です。

草野衣織
 

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