【尾道市】赤ちゃんってどうやってできるの?この質問の正しい答え方。包括的性教育を知る会。
2024年12月10日(火)に土堂公民館で行われた「10代を見守るための包括的性教育を知る会」昼の部に参加しました。
講師は、出張専門かたつむり助産院 院長の澁谷奈津美さん。長年産科医療に携わった後、岡山で助産院を開設し助産師として従事。現在助産師はお休みされていて、講師として全国で活躍されています。
包括的性教育とは??
この会の本題でもある「包括的性教育」、この言葉を知ったのは今回が初めてでした。性や生殖に関する知識だけでなく、人権やジェンダー、人間関係、幸福などを含んだ教育のことを包括的性教育と呼ぶそうです。
赤ちゃんってどうやってできるの? この質問にどう答える?
前半は歴史から見る性や世界の動向、包括的性教育とはどういうものかを知る話、後半は少人数のグループで話し合う機会が多い時間でした。幼少期に多いこの質問「赤ちゃんってどうやってできるの?」に対して、澁谷さんの答えの1つは、科学的に答えること。淡々と事実だけを述べるそうです。子どもは何回も聞いてくるけど、何回も同じように答えるのだそう。国語も算数も1回では定着しないのと同じで、何度も反芻して理解していくとのこと。
なかなか人と話す機会がない性の話、ましてや初対面の人との話し合いだったので最初はドキドキしながらでしたが、笑いあり、みんなで悩む時間あり、ざっくばらんに話ができ、とてもいい経験でした。
「性」とは、「生きる」こと
「人という生き物はとても美しくて完全体なんです。」と話されていたのがとても印象的でした。
ポジティブに自分のことを受け止められるかどうか。
ポジティブでなくても、今そうでないだけで、これから可能性があるというとこを知ること。その時その時の自分を受け止めるだけでいい。
「性」とは「生きる」こと、自分で自分を生きるための「包括的性教育」。これからの時代に生きる人すべてに必要な教育だと感じました。
※全て主催者、講師の許可を得て撮影・掲載しています。
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